「あんたさ、人ってどうして空気を読むかわかる?」
「は?急になんの話しだよ。。。」
「まわりが怖いから空気を読むの。
空気を読んで、人を傷つけて、自分も傷つく。
そんなことに
なんのメリットがあるの?」

しばらく沈黙が続き
一人のこが口を開いた。

「あたし怖かった。
助けたかったけど
自分がいじめられることを考えて
いつも逃げてた。」
泣きながら打ち明けてくれた。
「実はあたしも。」
「俺も。」
「うちも。」

みんながそういうなか
主犯の子とその取り巻きの子たちは
何も言わずうつむいてた。