《続編》ボクは誰?

「いい部屋じゃん。」


雅史も、

そう言ってくれた。


「お二人でお住まいになるには、ちょっと狭いんですが、とてもきれいな物件ですよ。」


不動産屋さんの言葉に、

ボクはびっくりしてしまった。


「あ、ボクが一人で住むだけです。」


何を勘違いしたのか、

変なことを言われた。


「そうですか。じゃあちょうどいいと思いますよ。」