《続編》ボクは誰?

トントン


「有希、ちょっといい?」


お母さんの声だった。


「いいよ。」


ボクの部屋に入ったお母さんは、

苦笑いをしていた。

おそらく、

お父さんとボクの間にいて、

一番辛いのはお母さんだろう。