ボク達は、

しばらく無言で歩いていた。


「なあ、高橋。」


沈黙を破ったのは、

雅史の方だった。


「ん?なんだ?」


「デートしない?」


「は?」


「どっか、遊びに行こーぜ。」


デート。

正直言うと、

雅史は『友達』としか見られない。