《続編》ボクは誰?

ひどく疲れていた。

ひどく疲れていたんだ。

だから守には申し訳ないけれど、

ボクは聞こえないふりをした。



一人暮らしの部屋に帰って、

部屋の電気もつけず、

まっすぐベッドに倒れこんだ。

窓から見える月は、

蒼く雲がかかっていて、

神秘的な光を放っていた。