《続編》ボクは誰?

「火曜日シフト入ってるか?って聞かれて、入ってるって答えた。」


「じゃあ、火曜日休んじゃおうか!」


「ボクは休まねーし、シフトを変えるつもりもねーからな。」


千尋の隙をついて、

洗い場から去った。

何でこうなんだ?



束縛されんの、

大嫌いなんだよな。



その後は、

何だか気まずいまま仕事した。


「お疲れ様でした。」


「あ、勇気!待てよ、おい!」


守が声をかけてくれたけど、

ボクは誰とも目を合わさず、

俯いたまま足早に去った。