《続編》ボクは誰?

「おはよー!!」


ボクは、

着替えてすぐに、

一階へ飛んでった。


「あら、早いのね。有希、おはよう。」


お母さんの、

いつもの笑顔が、

ボクを安心させる。

ボクは、

お母さんの笑顔が大好きだ。


「あー、腹減ったー!」


自然と出た言葉。

言ってから気づいたんだ。

言葉遣いが悪かったって。


「顔を洗ったの?」


さらりと流された。

注意されるかと思ったのに。


「はーい。」


以前なら、

絶対注意されたはず。