《続編》ボクは誰?

ボクの部屋に入った。

もう、

帰って来ないつもりだったから、

空っぽになってしまってる。

そんながらんどうな部屋に、

お客さん用の布団を敷いてもらった。



布団に寝転んで、

窓の外を眺めた。

ここから見える景色は、

何にも変わってない。

毎日違う顔を見せる月も、

同じに見えるんだ。



でも、

明日からのボクは、

今日までのボクじゃない。



いよいよだ。