《続編》ボクは誰?

バタバタと、

食事の準備を進めるお母さん。


「さあ、ご飯よ。今日は有希が久しぶりに帰ってきたから、あなたの大好きな唐揚げにしたわよ。お父さんも早くこっちに来て座って。有希、あなたも座って。」


笑顔で声をかけてるお母さん。

その笑顔は、

ボクが子供の頃と変わってない。

シワが増えたとしても、

シミができたとしても、

白髪が生えたとしても、

ボクにとって、

永遠に憧れの人なんだ。


「いただきまーす!」


ボクは、

元気に挨拶をしてから箸を持った。



ボクの挨拶の直後に、

お父さんからの視線が、

痛い程突き刺さった。

ボクの声に驚いているんだと思う。