《続編》ボクは誰?

「雅史が『電話してやって。』って言ってたけれど、何かあったの?」


絵美からそう言われるまで、

ボクの頭の中は、

史佳でいっぱいで、

雅史の存在すら忘れていた。



そうだった。

雅史にカミングアウトして、

雅史がキレたんだった。


「ああ、雅史にボクの病気について話したら、あいつキレて帰った。(笑)」


お酒が勢いよく回ってきて、

グルグルしてきた。

ボクは、

力が入らないこの体を、

道路に横たえていた。