「雅史?」


「行くなよ。俺のそばにいろよ。」


食器を洗おうと、

水道の水を出した時だったから、

静かな部屋の中に、



水が流れる音だけが聞こえる。


「雅史。ごめ…。」


ボクが、

はっきり断ろうとしたのに、

雅史は、



ボクを、


強引に向きを変えさせて、








強引にキスをした。