私、清水美由果は
今日から高校生になった。
そして、新しい1歩を今日から歩んでいく。                                                       
「おっはよ、うちたち同じクラス★★★」
「うそっまじで?夏希と同じクラス?やったーー!!!」
ホントよかった。初めての高校生活でわからないことだらけで、どうしようかと思ったけど、安心したわ・・・
「ちょっと。美由果っっ!声でかいから・・・」
「えっ?」
「初日から浮いてる。」
やばい。どうしよ。みんな注目してんじゃん。なにやってんだ。私。
早く教室いこっ逃げよっ・・・・





「は~。助かった・・・」
「美由果ってホントにぶい。」
「しょうがないじゃん。こういう人間なの私わ!」
「まぁ、どうでもいいんだけどさ、うちのクラスにめっちゃカッコいい人いるよ★」
「どこに?」
「あそこだよっ!ほら、2列目に座ってる人。」
「あの人?」
「そう。めっちゃかっこいい!」
「かっこいいけど、私にはあわなそう。」
そう。私には絶対あわない。合わないに決まってる。だって、私はどこにでもいる普通の女子。むこうは、ブラウン色の髪が似合う超イケメン。私になんか絶対見向きもしてくれないと思う。
「おはようっ!」  
「あっ。おはよう・・・?」
誰だっけ・・・・
「私、今日から美保!よろしく☆」
「よろしく☆私、美由果です。」
何この子・・・めちゃくちゃかわいい。透き通った茶色い目とロングパーマがよく似合ってる・・・しかも、すごい美脚。大人っぽい・・・
「きゃー!見て!あそこにいるの読モの美保ちゃんだよー!」
「ほんとだー!かわいい!」
「うっ・・・ばれたか。美由果ちゃん来てっ。」
「なっ・・・・・」


「はぁ。助かった。ごめんね、いきなり連れ出しちゃって・・・」
「ぜんぜん平気だけど、美保ちゃんってモデルさんだったの?!」
「バレた?笑」
「うん・・・?」
「実はさ、中3の夏に友達と買い物してたらスカウト?的なのされて、二度とないチャンスだと思って、それからモデルやってるんだよねっ。」
「はじめしゃべったときすごいかわいいって思ったんだよ!でも、すごいね!モデルなんて☆」
「あはは笑ありがと
でも、ホントすごいなぁ。モデルなんて私、いくらがんばっても無理だわ・・・