次の瞬間、あたしの後に降りてきたおじさんにぶつかり転びそうになってしまった 「きゃっ!」なんていう声は遅かった だけど転びそうなあたしを山城くんが助けてくれた 「大丈夫?」なんて優しい声で…… 「大丈夫、ありがと」 「よかった」なんて笑顔で言ってくる あたしはその笑顔にキュンとしてしまった なんて優しい顔してるんだろう 山城くんはじゃあとだけ言って改札口のほうに行ってしまった その後ろ姿をずっと見ていると隣から「顔キモいよ」なんていう声が聞こえてきた