あたしのものだもん。



「拓?ヤキモチ?」

そう言うと拓は少し頬を赤くした。


「行くぞ」

顔を隠すように狭い路地から出た。


可愛い…

あ、置いてかれちゃう!



「拓~!待ってよぉ」


呼ぶと、止まって振り返ってくれた。


「急げよ、ばーか」


そんなことを言いながらも、手を出してくれている。


その手に掴まって再び学校へ向かった。