君が死んでしまうのが怖いのは




 君が遠くへ行ってしまうから。






 だけど




 今の君は傍にいるのに





 とても遠い。





 手が届かない





 声すらも届かない。





 いつの間にか




 私と君の間には





 大きくて分厚い壁が




 そびえたっていた。