『俺は傍にいるよ』





 いつの間にか私は




 ベランダで寝ていた。







 寝ていたから




 君の声が聞けたんだ。






 もう夢の中でしか会えない君。






 それってなんだかもどかしい。





 もう一度、会えたらなぁ。






『傍にいる』




 また声が聞こえて



 ドキッとした。