なにこれいじめ?
あまりの事態の不可解さにパニック状態の私を差し置いて、私と彼の乗った車は目的地に向けて颯爽と走る。
あの電話から明る日、つまりきょうの終業と共に管理部に訪れたのは疲れた様子は全く見せずというか、朝見かけた時よりもイキイキしてないか!?な副社長代理さま。
名目上の管理部部長に一声かけて、私の手を躊躇いもなく掴み強制退室。
部長そんなあわれそうな目で見てないで助けて下さいっ!できればっ!と目で訴えるも虚しく…
が・ん・ば☆
部長は口パクで私に言い放った。
ぶちょーぉ……。
あーだこーだと考える間もなく、何故か超高級そうなお店に到着。
ん?
「予約した吉田です」
え?
「お待ちしておりました。
こちらの方ですね、どうぞお入り下さい」
ちょっ!?
「行っておいで?」
…はあああぁぁああぁぁ!!?!
そしてこうなりました。
仕事の制服とキャミを脱がされ(せくはら!)下着姿で採寸を測りシャワーを浴びてスッキリして下さいと浴室に押し込められ(いや丁寧にね)上がった途端バスローブに身をつつみ(わたしのしたぎは!?)ふかふかの椅子に座ったと思ったら髪のセットとメイクが感動的なほど手早くほどこされ(スゴイ!)プライベートルームに服と一緒に放り込まれて、しぶしぶ着てみると
……、あなただれですか。
どこのお嬢様だ!な姫系ふわふわ女子がそこにいました。



