自宅に帰ったわたしは私服に着替えて化粧をする、…本当に高校生のわたしたちがホストクラブなんかの夜の世界に入ってもいいのだろうか、高校生ってバレないのか…、先生が見回りしてたらどうしよう、とぐるぐる頭の中を駆け巡った。 わたしの父親はいない、わたしが小さい頃に亡くなったらしい、母親は海外に単身赴任している、ほぼ、一人暮らしといったところだ。 「…よし、準備できた」