「杏、なんか慣れてるように見える!すごいすごい!」 コソコソと晴香が言い肘で突っついてきた、高校生のわたしが慣れてるとは到底言えない、初めてなのだ。 その時、奥から二人、男の人が来た。 一人にひとりが付く、ということなのだろうか、わたしに付いたのは伊吹という男だった。