特別、普通。

「ねぇ、天乃ちゃん、昨日何してたの?」


「何って・・・昼間は買い物行って、夜はゲームしてたかな。」



これでわかっただろうか。


この言葉を聞いた友人達はこう思った。


『鈴城天乃は勉強をせずに、高い点数をとっている』と。


そしてそれは人から人へと伝えられ、やがて学校中の生徒が知ることになった。


私はちゃんと、勉強をしていた。


しかし「ちゃんと勉強している」と自分から言うことは嫌いだった。


自分は偉いと言っているようなものだったから。


だからその言葉を否定することもせず(実際否定しても無駄だっただろう)気にしないでいた。


だけどそのせいで、私は後悔することになる。