特別、普通。

その日は雨だった。


傘をさして制服が雨に濡れないよう気を付けながらどれだけ早く学校へ着けるか、とかいう、なんとも子供らしいことをしながら向かっていたのを覚えている。


その前日も平日だった。


だから図書館には行っていない。風上君と会ったのはその日から確か、3日前。


いつも通り勉強を教えて、特に何かをする訳でもなく家に帰った。


多分それが、最後に風上君と話した日である。