特別、普通。

「はぁ。」



そう答えた私は決して悪くないだろう。


今まで話したこともない奴にいきなり話しかけられたのだから。


「それで、何か用ですか?」


それは、どこかで聞いたことがある名前だった。


それもおそらく最近である。


そんなことを考えながらも目の前に立っている彼に話しかけた。



「鈴城さん、勉強できたよね?ちょっと教えてほしいところがあるんだけど・・・」



図々しい。私はそう思った。


だけどこの時の私は何故か断らなかったんだ。



「別にいいけど。」



そう言って風上君とやらについていった。



もしかしたら私は、木内君の言葉が嬉しかったのかもしれない。


だから気分がよくなっていてOKをしたのかもしれない。そう思ったが、そこで考えるのをやめた。


 どうせ特に理由なんてなかったんだ。あえて言うなら、そうだな、天気が良かったからとかだ、きっと。