次の授業は理科だ。











理科は私の唯一の得意科目。

実験とかが好きだから、いつのまにか理科の時間が楽しみになっていた。










まぁ、実験はやりたかったけど…。
親友優先優先。

理科なら1時限休んでも追いつけると思うし。





「ごめん…美音」



申し訳ないように杏が言う。




「気にしないで。私が勝手にやってるんだから。」




杏が考え込まないように、ちょっと明るめのトーンで話した。

















保健室につくまで、これ以降一言も話さなかった。