次の授業は理科だ。
理科は私の唯一の得意科目。
実験とかが好きだから、いつのまにか理科の時間が楽しみになっていた。
まぁ、実験はやりたかったけど…。
親友優先優先。
理科なら1時限休んでも追いつけると思うし。
「ごめん…美音」
申し訳ないように杏が言う。
「気にしないで。私が勝手にやってるんだから。」
杏が考え込まないように、ちょっと明るめのトーンで話した。
保健室につくまで、これ以降一言も話さなかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…