自分の勇気の無さに腹が立つ。 こんな時、美音なら言えるんだろうな。 机に向かっている美音の背中を見た。 視線をすぐ和くんに向けた。 美音はこの3人のこと、なんとも思っていない。 むしろ嫌いだろう。 嫌われることは美音にとっては好都合だし、美音なら言うだろうな。 …いいな。 私も美音みたいにあの3人のことなんとも思ってなかったら言えたかな。 言えないだろうな…。 自分、勇気ないし。