こんなことをボーッと考えている
5時間目。

遠くで…先生が呼んでる?

そうだ、テスト返しの時間だっけ。

はい、と声をあげて答案を取りに行く。




「川里。良くやったな。さすがだ。」




理科担当の先生から返された
理科テストの答案用紙。

求める点は、ただ一つ。

チラッと中を覗いた。







100







フゥ…と息をはく。

期末テスト、クリアだ…

社会で一つ、間違えただけ。