…堀井 大我(ほりい たいが)だ。








小学生のころから今まで、1ヶ月に1回のペースでずっと告られ続けている。


私がOKなんていう日が、来ると思っているのだろうか…。
席が遠いっていうのがせめての救いだった。

私は一番窓側で、堀井は一番廊下側の前から3番目だ。
正反対の位置という、最高な席同士。









前、一回だけ席が隣になった時がある。
そんときは、もう学校に行くのが憂鬱でしょうがなかった。

急に手触ってきたり、繋いできたり…。
毎日毎日


「好きだよ」


何回言われたことか。

1回決まった席は変えられないという面倒なルールのせいで散々な思いをした。









しかも。
小2からクラスはずっと一緒だ。

最初に告られたのが小1年の冬で…その次のクラス替えからずっと一緒、ということになる。
学校に金でも渡してやったんじゃないかって思うぐらい。
なんという無駄な縁…。