―美音 Side―
私と杏がベランダから教室に入った途端、
耳にとび込んできたのは…。
『えぇーーーーーーーーーーー! ! ! ! ? ? ? ?』
クラスの女子の雄叫びでした…。
「なんだなんだ…」
「なんかあったっぽいね…」
なんかあったってそう言ってる杏、なんか楽しそうじゃん? ?
すごい目で何かを問い詰めている女子の群れ。
それに押されながらも、女子たちを必死に宥めようとする転校生3人組。
何もできずただ立っているだけの私と杏に彩が気付いて、こっちに駆け寄ってきた。
「ちょっっ! !かなりってか超やばい事実発覚だよっ! ! 」
彩、めっちゃ興奮してる…。