彼が美音を呼び出すのを見て、玲奈も察したらしい。
『もしかして…』
そう呟いて、彼と美音を尾行していった玲奈を見た。
私はちょっと用事があって見に行けなかったけど…
そのあと、玲奈は彼が美音に告白するところを影で見ていたらしい。
美音への…
『嫉妬』
が、あの時の玲奈を動かしていたんだろう。
彼がフラれて、その場を後にした直後。
玲奈は美音の前に現れて、散々暴言を言い放った。
『顔がいいからって調子のんな』
『人の好きな人横取りするんじゃない』
『うざい』
『消えろ』…
美音はその暴言に耐え続けた。
暴言以外は何もされない…
これさえ耐えれば大丈夫だ…
そう思い続けて。
