「じゃあ、さっそくね。
入ってらっしゃい。」
入ってきたのは…
男。
あ、でもルックス極上だ。
3人ともタイプが違うけど、3人ともかっこいい。
女子の嬉しさがたっぷりつまった
『キャーーーーーーー! ! ! ! !』
が教室中に響く。
それを流し目で見ている男子達。
…おもしろいぐらいに今回の転校生はウケがいいようだ。
「はいはいはい! ! 」
先生がパンパンッと手を叩く。
その音で、教室の騒がしさは激減した。
「みんな、いろいろ聞きたいことあるだろうし…今日の1時限目の英語は自由時間ってことにするから。このクラス、英語かなり進んでるから、大丈夫。
だから、今はまず転校生の自己紹介を静かに聞きなさい。
じゃ…お願いできる?」
仲井先生は英語担当。
すっごくわかりやすくて、このクラス英語めっちゃ進んでるんだ。
それにしても先生、やっぱりみんなを静める天才だな。