今どうなっているのか、気になってしょうがない。
きっと級長の僕がいないから、代わりに誰かが号令をやってくれているはずだ。
鴨居さんかな・・・・・・
それとも風呂敷くんかな。
・・・・・・。
「もち男?」
これで、いいのかな。僕は。
もちもちランドもほったらかしてきて、人間界に無理矢理入り込んだと思ったら、誰かに荷物を持たせて。
楽しむだけ楽しんだあとに。
優しくしてもらうだけしてもらったあとに。
「どうしたの? どっか痛い?」
悲しむはずがなかった人も
今、悲しませている。
「大丈夫? もち男?」
背中をさする手は優しくて、必死だ。
僕がどうにかなってしまわないように、心配して不安そうだ。

