もちモノガタリ


翌日。

クラス内にて、女子2名の会話より一部のみ抜粋。


「昨日のもっちーどうしたかなw」


「あれ、もっちーも傘パクられてたんだっけ?」


「君は見てないかもしんないけどw 傘立ての前で絶望してたじゃん」


「へーw」


「ふーみんはきーさんの傘に入れてもらってたけど、もっちーはどうしたかなと思ってw」


「べちょべちょになってたりしてね、今日w」


「床にくっついて歩けないっていうww」


「wwwwwwww」


生徒会副会長であるゆぅくんはいつも朝一番に教室に入り、すぐさま校門に出て行く。

その少しあとにやってくるのが、女子2名なのである。

なぜそんなに早いのかは謎である。

だがしかし、この順番で入ることによって、朝開門から10分ほどの間は教室内に女子2名しかいないのである。

途中で一名男子がやってくるのだが、それはまた別の話で。

というわけで、周りを気にせず喋れる、いわば自由時間なのだ。


「そろそろもっちー来るかな」


「あの人も意外と早く来るもんねw なんで?」


「早くストーブの前で焼かれないといけないからだよ! で、砂糖醤油をかけて・・・・・・」


「砂糖醤油inもっちー」


「命名、砂糖醤油・も・ちーwwwww」


「改名しちゃったwwwww」


「じゃあ火力強めにしとかないと・・・・・・」


「熱いわ」


まあそんな会話を繰り広げつつ、時間は過ぎ、ついに教室のドアがカラリと音をたてた。

もっちーである。

そしてちゅーさんである。