もちモノガタリ



まぁそんな青い人の攻撃を

振り向くことすらなく

サラリとかわしつつ、

もっちーは目を閉じた。


「なんだね青くん。発言があるなら手は真上に上げなさい「すみませんもっちー先生!」っ、だから、真上に上げなさい青くん」


二度目の拳に頬を殴られたもっちー。

若干キレているのか

青い人を睨んでいるが、

そんなもちもちした視線では

ただ愛おしいだけである。


「で、青は何が言いたいわけ」


「あ、わかった。じゃあ坂井さん、見てて。俺今からチャンピオンになるから、坂井さん実況やって」


「ちょkeyman黙って」


相変わらずいちゃいちゃする

ふーみんときーさん。

未だ頬を殴られているままのもっちー。

もはや机に体を預けすぎて

床に足がついておらず、

どこぞのウル●ラマンのような

ポーズになっている青い人。

随分と滑稽な光景である。


それを見てクスクスと笑う

女子が二名。