「期末テストです。残念ながら食べ物でも乗り物でもないですねー」


「おい風呂敷、俺は今絶望している」


「絶望した!期末テストという名の悪夢に絶望した!」


アニメのネタを引っ張り出した2人に

ついについていけなくなったもっちーは

姿勢を正して静かに黒板を見据え始めた。

なんか、可哀そうなヤツである。


「も、もっちーwwww」


「ぼっちw」


そんなもっちーを見てコソコソ爆笑する

女子が2名。

ちなみにその女子2名というのも

何の因果か前後の席で、

通路を挟んで

もっちーの斜め前であるのだから

仕方がない。

もっちー乙と言うしかなry