さたさた、さたさた。
 冷たい雨が降って
 君と僕
 お互い探して走ったね

 僕らは笑って、すべてが変わった

 君は僕に信頼をくれた
 彼女は僕に愛をくれた

 だから、僕らは。



 さたさた、さたさた。
 たくさんの足音がして
 君と僕
 お互い向き合えたね

 僕の描く色と君の描く色

 もとは同じものだけれど。



 さたさた、さたさた。
 強い風がふいて
 君と僕
 お互いを捨ててしまったね

 僕らは泣いて、まるで変わった

 彼女は僕にナイフを向けた
 だから僕はナイフを刺した


 そうして、僕らは。