「何にもねえのか?友達と会うとか」
あっ誘っとけば良かったな
後で電話してみよう
これ以上家にいたら先生の事を考えちゃいそうで嫌だった
泣くのは疲れたよ
「後で誘ってみる」
「ふうん、明日の用事は?」
「何もないけど」
「じゃあそのまま空けとけよ?高野と会える様にしてやっから」
「え?いいよ、そんなの」
「何だよ照れてるのか?大丈夫だって俺もついて行ってやっから」
「え、そんな・・・」
はあ・・・用事があるって言えば良かった
「任せとけ!」
そうお兄ちゃんは得意げに言って2階に上がった
はあ・・・何でこうなるのよ・・・
私・・・高野先輩のこともう好きじゃないんだってば

