「好きじゃないのか?」
「いや、そうじゃなくて、したいです!」
好きな訳ない・・・・
先生がテニス部をやっているからだよ
会いたいから・・・見ていたいから
先生にラケットを渡される
うわっどうしよう・・・・
私、初めてなのに
「あの、私初めてで」
「え?そっか、大丈夫だからとりあえず打ってみて」
先生は私の肩を手を置き、微笑んだ
先生は優しい
私だけに優しいんじゃないかって錯覚するほど優しかった
先生のボールを打つ姿は格好良くて見とれた
私は先生のボールをしっかり見て打ち返した
先生に褒めてもらいたい
私・・・頑張るから・・・見ててね・・・先生
私だけを見てて

