そんな先生をつい目で追ってしまう
無意識に私は少し寂しくなったけどあの笑顔を思い出すと平気になれた
私だけに向けてくれた笑顔・・・・
先生の態度が変わった気がするのは私の気のせい?
「何かあった?すっごい顔笑顔だね・・・」
「え?そう?」
「うん、何があったの?」
「別に、何にもないよ」
「ふうん、そうは見えないけど、あっ今日の放課後空いてる?」
「え、今日はちょっと」
「何かあるの?」
「うん、ちょっとね」
「じゃあ、昼休憩は空けといて、じゃあね」
美優は私に手を振り、私とは違う教室に入って行った
そして4時間目の国語の授業が始まった
あっ先生だ、やばい・・・緊張する
先生の字はすごくきれいで引き込まれそうだった
こんな近くで先生を見られるなんてなんて幸せなんだろう・・・
背中・・・腕の筋肉・・・・真剣な瞳・・・・
すべてにドキドキした

