「覚えてない?俺だよ!森本だよ!忘れたのかよ!」



「あっ小学校の・・・」



「そうだよ!お前にあんな事言ったんだから忘れんなよな!」


「あっごめんごめん」



あんな事とは、小学校を卒業する時、私は森本に体育館裏に連れて行かれ、こう言われた。



「俺、お前が好きだ」


って・・・・告白された。


私はただただビックリして何も言えなかった。



それで・・・中学は離れ、まさか高校で再会するなんて・・・



「おいっそこ!授業中だ、私語は慎め!」



「はい!すいません」


と同じタイミング同じ言葉で私と森本の声は重なった



それにビックリでつい笑い合った