出会ってしまったから





美優の言う事だから・・信じたい



でも、嫌だよ、そんなこと受け入れられない



私から先生を取ったら、何も無いんだよ



私は走って、先生の車に乗った



「俺の家で良い?」



「うん」



あの美優の言葉が私の頭を何度も何度も過った



そんな事・・・ありえない



ありえない



私と先生が結ばれないなんて考えられない



先生の家に入ると、私は先生に抱き着いた



「斉藤?」



「好き・・・」



「・・・分かってる」



「私・・・先生じゃないとダメだから」




「・・・何か言われたのか?」



「ううん・・・」



涙が溢れた・・・先生が好き・・・先生しかいらない