今日も先生の所に行ってしまう私
私は先生が思ってるよりも先生が好きだよ
先生は私が来ると、テニスボールを投げた
私が受け取ると
「もっと早く来いよ」
と言う先生
もっと一緒にいたいと言われてるみたい
私は手の中にあるテニスボールを握りしめた
強く・・・・
「斉藤の初恋っていつ?」
「私は14歳かな」
「高野?」
「・・・うん」
「じゃあ、高野に恋してなかったら俺と会ってなかったってこと?」
「・・・うん、そうなるね」
「だったら、高野も憎めないな」
「憎んでたの?」
「少しな・・・ほんの少し」
「先生、正直すぎるって」
「あははっごめんごめん」

