出会ってしまったから





そして・・・放課後になった



私はホームルームが終わると、美優の教室へと行った



「美優!」



「幸?どうしたの?」



「今から大丈夫?」



「うん、大丈夫だけど」



「じゃあ来て」



私は美優と屋上に行った



「何よ、幸」



「私は先生を好きでいて良いと思う」



「え?」



私はテニス部を眺めながら言った




「告白もしてないのに、諦めるなんて無理だと思うんだ、2度と会わない相手なら良いけど、毎日会う人なんだよ?無理だよ」



「じゃあどうしろって言うの?告白しろって言うわけ?」



「それもあるけど、諦めなくてもいいと思う、私、先生が好きな美優好きだった」



「私だって無理って分かってるよ・・・諦めるなんて」



「じゃあ・・・」



「でも無理なの!無理なんだよ」