「先生・・・」



「ん?」



「先生は・・私に・・会いたかった?」



不安になる



先生・・・あまりにも普通なんだもん



「・・・何でそんな事聞くんだよ?」



「だって、先生、すごく普通だから」



「普通?」



「うん・・・」



「どこが・・・携帯を5分置きぐらいに確認したり、外に出ても、楽しくなかった、これのどこが普通なんだよ」



「え?先生・・・それって?」



「ああ、すっげえ会いたかったよ」



先生は私の肩に腕を回した



「嬉しい・・・私もずっと会いたかった」




私は先生に抱き着いた



やっと抱き着けた



もっと強く抱きしめて・・・



「先生・・・もっと強く」



「嫌だよ、痛いだろ?」



「ううん・・・痛くないから・・・」