「紅茶で良い?」



先生は私に聞いて来た



え・・・紅茶って、今日高野先輩が選んできた・・・



「お茶で良いよ」



「変わってるな、普通紅茶だろ?」



そう言いながら、先生はお茶をテーブルに置いた



「なんか、お茶が飲みたくて」



「まあいいけど」



先生が隣にいると、ドキドキして、もっと近づきたくなる



好きな人ってだけでこんなにも違う



全然違う



先生の手を見ると、繋いで欲しくなった



高野先輩の手の記憶を消して・・・・



消してよ・・・先生



私は・・・先生としか、繋ぎたくない



先生しか・・・・・嫌