「もうっ笑わないでください」
「あははっごめんごめん」
「だっていきなり先生が話しかけるからビックリして」
「そんないきなりだったかな?」
「もう・・・恥ずかしい」
「大丈夫、俺しか多分聞いてないよ」
「え・・・」
周りを見ると半分の生徒は教室にいなくてその半分の生徒は友達との話しに夢中だった
森本も後ろの男の子と話が盛り上がっている様だった
「本当だー」
「だろ?だから安心しろ」
先生に聞かれてる方が恥ずかしいけど・・・
でも、良かった。
「うん・・・良かった」
「分からない所はない?」
そう言って先生は近くに来て私の顔を覗き込んだ
「え・・・あっうん」
ドクンドクン・・・・・鳴り止まない心臓
私・・・やっぱりおかしくなってる・・・・・
先生がちょっと近くに来ただけで・・・こんなにドキドキする

