「あ!!」


さんざん歌いまくって気が付いたこと。


「委員会のプリント今日提出するんだった!」


マイクであたしの声が響き渡る。


「いいじゃん、明日でもー」

「ダメ…先生絶対今日までに出せって言ってたもん…もし出さなかったら…」

「退学」


急いで鞄を拾いあげる。


「大丈夫だって~そんなことで退学なんて…って愛里!?」


そして急いでカラオケボックスを飛び出した。

空は夕焼け色。

間に合うかな…