「それより学校はどう?」


畑仕事を再開しても会話は続く。


「まぁまぁかな…」

「恋とかは?」


…恋?

恋!!


「それがね!おじいちゃん!」


それから長々と続いたあたしの話に、おじいちゃんは楽しそうに聞いてくれた。


「でも名前も学年も知らないんだぁ…」


って言ったらおじいちゃん、


「じゃぁワシが調べてあげるよ」


なんて言い出すし。

ムリなのにね…

でもやっぱりあたしはこのおじいちゃん好きだ。

なんでなながあんな表情をしたのか全然分からない。

なんでか知りたいな…

なな…