「お、おかえりお父さん…」

「おぉ愛里、ただいま。どうした?そんなに汗かいて」

「え?これはなんでも…あ、荷物持つよ!」


そう言ってお父さんの大量の重い荷物を部屋に運び始めた。

残った荷物を取りに行くと、お父さんは横を向いて何かを見ていた。

その先にあったのはお母さんの写真。


「ただいま、奈緒…」


写真を見ながら微笑むお父さん。

久しぶりに会うけどちっとも変っていない。

いつも通り自慢のお父さんだ。