ツンデレ★王子

「まったく、運が良いのか悪いのか…」

「…すみません」

「まぁまたウチと同じクラスになったんだから運いいのかもね」

「え…また同じクラス!?ヤッター!」


立ち上がってガッツポーズ。

さっきまで落ち込んでたあたしはどこへやら。

ななはあきれながらあたしを見る。


「これで10年目だっけ?」

「小学校からだからねー…長い間よくこんなヤツと付き合ったもんだよなぁ~」


そう言われたので、あたしは静かに席に座った。