ツンデレ★王子

「…ちょっとおばさん」


長い説教を止めたのはなな。

声がいつもより低い。

これは来る…

いつものが。


「…何よ」

「あのさぁ一番迷惑なの、おばさんなんだよね」

「なっ…」

「後ろ、見てみなよ。おばさんのせいで困ってる人いっぱいいるよ」


そっと覗いてみると何人かのお客さんがおばさんの後ろに並んでいた。

そういえば店内も静かになっている。