「まず何からすればいい?草取り?」

「…え?」

「手伝うよ。あたしがいちご食べちゃったんだしさ、責任感っていうの?それに…」


あたしがおじいちゃんの近くにしゃがみ、小さな声で言う。


「おじいちゃんじゃ、なんか心配だし」


あたしがニヤッと笑うとおじいちゃんはあきれたように一つため息をついた。

そしてあたしに負けじと悪そうに笑う。


「なら草取りしてもらおうかな」


おじいちゃんの注文にあたしは元気よく答えた。


「はーい!」